今年 永眠した荒の父は 大工でした。
中学を出てすぐにどこかの棟梁のもとで仕事を学んだようです。
お給料はなく ご飯と寝るとこだけが与えられるという状態で 親切に教えてくれるという状況でもなく 技は盗んで覚えるものだったとか・・・。
その後 そういう制度はなくなり 建設会社に入社すると 最初からお給料が与えられ、みんなは 安心して仕事ができるようになった・・・・はずですが、気がつけば大工さんという仕事が 絶滅危惧職種になっているではありませんか?!
まず ひとり親方の大工さんたちが 建設会社に入れないと 弟子もいなくなり結局潰れてしまう。
大きな建設会社に入社してお給料はもらえるし万々歳の社員さんは 一から十まで家を一人で建てることができない人が多い。
これが 今の社会の縮図に思えてならないのです。
きっと 気がつかないだけで もっともっと 絶滅危惧職種はあるのではないでしょうか?